自画像としての風景
佐伯祐三
東京ステーションギャラリー
最終日に
駆け込んで参りました
有働由美子さんの解説も流石の素晴らしさ
より一層集中して
観覧することができました
じわりじわりと
感動と感慨の深まる
そんな
ひとときとなりました
そしてなんとなんと
ありました!!
我が家にある古い譜面台
古いバイオリンのケース
古いフランスの楽譜たち
その持ち主であるいらした
林龍作さんのパリ留学時代に住んでいたお部屋からの風景
「オプセルヴァトワール附近」1927年
実物を初めて拝見することが叶いました
想像するよりはるかに力強く
パリの重く、暗く、垂れこめた空の色も
そのひんやりとした冷たさも
落葉した街路樹の幹の険しさも
行き交う人々のさざめきも.....
強く強く伝わってくる
今そこに
あの時のパリがある
そう伝わってくる絵でした
あまりに感動して涙が出てきました
決して暗いばかりの絵ではないと思うけれど
どうやって眺めても
佐伯さんの苦悩が伝わってきて
胸が苦しくなる
そんな絵が多いなあと
苦しみ続けて描き続けるなんて
人生辛すぎるよって...
そう思うわけだったのだけれど
この絵にだってほら
アパルトマンの屋根の上にはあのパリ独特の
煙突が一杯に並んで...
一際強い赤味の強い深い深い赤い煙突が!
とハッとしました
殊更に意図して描かれているように
感じられたからです
図録で見るその赤味よりずっとずっと
本物は力強い
物凄く力があったんです
煙突...
赤い
いっぱい並んだ煙突
私は涙を流しながら
少し申し訳ないような
そんな気持ちも
浮かんできたのでした
ともあれ
展覧会を拝見できて大感謝でございました
ありがとうございました

佐伯祐三
東京ステーションギャラリー
最終日に
駆け込んで参りました
有働由美子さんの解説も流石の素晴らしさ
より一層集中して
観覧することができました
じわりじわりと
感動と感慨の深まる
そんな
ひとときとなりました
そしてなんとなんと
ありました!!
我が家にある古い譜面台
古いバイオリンのケース
古いフランスの楽譜たち
その持ち主であるいらした
林龍作さんのパリ留学時代に住んでいたお部屋からの風景
「オプセルヴァトワール附近」1927年
実物を初めて拝見することが叶いました
想像するよりはるかに力強く
パリの重く、暗く、垂れこめた空の色も
そのひんやりとした冷たさも
落葉した街路樹の幹の険しさも
行き交う人々のさざめきも.....
強く強く伝わってくる
今そこに
あの時のパリがある
そう伝わってくる絵でした
あまりに感動して涙が出てきました
決して暗いばかりの絵ではないと思うけれど
どうやって眺めても
佐伯さんの苦悩が伝わってきて
胸が苦しくなる
そんな絵が多いなあと
苦しみ続けて描き続けるなんて
人生辛すぎるよって...
そう思うわけだったのだけれど
この絵にだってほら
アパルトマンの屋根の上にはあのパリ独特の
煙突が一杯に並んで...
一際強い赤味の強い深い深い赤い煙突が!
とハッとしました
殊更に意図して描かれているように
感じられたからです
図録で見るその赤味よりずっとずっと
本物は力強い
物凄く力があったんです
煙突...
赤い
いっぱい並んだ煙突
私は涙を流しながら
少し申し訳ないような
そんな気持ちも
浮かんできたのでした
ともあれ
展覧会を拝見できて大感謝でございました
ありがとうございました
