The New Setsuko's Diary

Baroqie Violinist Setsuko Sugita ヴァイオリン奏者 杉田せつ子/ 日々のふとした瞬間を、お話するように書き留めていけたらと思います。 古いブログはこちら→http://setsukodiary.cocolog-nifty.com/blog/

我が家に白い猫 白ちゃん...が来て今日で一週間

トイレの問題も思いがけずじきに解決し
ごはんのペースもだいたいわかり

何時頃 活発になるか  眠くなるかもわかり

楽器を目の前で弾いても、爆睡してくれることにも安堵し
(でも私が 話しかけると いつだって何かしら お返事をしてくれるのです)

お互いに安心し
落ち着いてきました。

8月下旬の左右骨盤の複雑骨折のアクシデントから、
手術、入院を経て、
四肢の機能に障害もなく、排泄機能も問題なく、
今、こうして我が家での生活が始まろうとしています。

とみざわ犬猫病院(赤羽岩淵 駅 至近)の 富澤先生ご夫妻、
そして古くから先生のご友人の矢敷先生に、
心から感謝申し上げます。

我が家から往復2時間近くの距離も何のその、
素晴らしい先生と出会えたことは何より大きな幸運でした。
大手術はもちろんのこと、その後の40日間に及ぶ入院生活を
大変支えてくださいました。


そして地域猫ボランティアの皆様の熱い応援にも
助けられました。

白ちゃんは幸せです。

果たしてこれからの 我が家での生活が
本人(白ちゃん)にとって幸せでありますよう...
願うばかり。


わたしも楽しみに思いながら
努めてまいります。

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この写真は、ケージを出て初めて二階に自力で上ってきたところ。
少しびっくりしたような顔で、実際よりずっと若く写っています


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そしてこれは 、ついにこんなところで一息、、、
怖いです
仕方がないので万が一を考えて、、部屋に用意している
音響調節用のマットを階下にいくつも敷きました

そして、そのマットは、なんと...寝心地の良いベッド...
として認識された様子です。。。






思いもかけないことでした。


今回もまた弓を購入することになろうとは...


自分でも呆れるばかりです。


でもこれで最後、これで最後と、、何度思ってのことでしょう。


楽器はどれもひとつとして同じものはありません。
どれも それぞれの長所、短所、があります。

その時その時で

自分の必要としている個性にも
違いが出てきます。

今回は
現代に幻といわれている
スイス人の作家さん B氏の弓を

著名なバロック・ヴァイオリニストであり指揮者である M氏から
直接 ゆずっていただくことになりました。

もちろん、、予期せぬことで、、

まあ、とにかく自分でも驚く速さで行動してのご縁となりました。

ほぼ衝撃を受けるほどの
強烈な個性をもつ 強い強い弓です。

Grandsonでお会いした N氏所有の 
ご自慢の B氏製作の弓を(偶然)2本拝見し

まずその有様に衝撃を受けました。

そこで

「M氏がちょうどその弓を 手放すらしいから 急いで連絡をしてみたら」
と 強くすすめられたのでした。

それが金曜日のこと、

土曜日にはM氏に、
「どこかで試奏することができるかどうか」
「その可能性があるやなしや」をお伺いて、

週明け月曜日にはザルツブルク行きの電車に飛び乗っていました。


片道5時間30分の長旅の、
滞在時間は5時間、日帰りです!

なぜならば、
翌日には、チューリッヒから西へ1時間ほどのところにある
バーゼルで朝の9時からリハーサルなのでしたから...


大変有名な方が、
ここ15年ほどのステージや録音全てに、
メインの弓として使っていらしたもので、、
私が果たしてお名前を出してよろしいのかどうか、、
いまのところ、伏せておこうかと思います。

そんなに長年大事に使っていらした弓ならば
どうしてそれを手放すのか?
不思議ではありますが、

ご本人曰く、

現在は指揮活動が中心、
もう楽器は 年に数回しか演奏会で お弾きになられないとのことでした。

弓は(私ももっているRalph Ashmead の弓を)
バロック・ヴァイオリンの弓を1本と、
バロック・ビオラの弓を1本だけ残している、
と、その弓も見せて、そして弾かせてくださいました。


ともかく、全ての音は
弦に触れた その瞬間に
非常に明晰に豊かに空間に放たれる...と そんな印象です。


当然、繊細なメッサディヴォーチェにとっては
弱点にもなりうる 個性です。

諸刃の剣とはこのことかと
思いますが

その厳しい個性をしても
それでも
これを購入しない、、という選択は
私にはできませんでした。

はあ....

いつまでも
楽器と弓の旅は続くのでした;;


言い訳はたくさんあります笑

楽器の状況に合わせて、
その時々に自身の持っているテクニックに合わせて、

様々なキャラクターの弓が
欲しいし、必要になる、、、

強いて言うならば
そんな感じでしょうか...///

それぞれに、その時その時に
これが最高、今度こそ最高、ああ幸せ!!!

と思いながら使ってきました。


楽器も弓も 演奏家にとっての相棒

その相性によって

自身から引き出される個性も

共同作業で作り上げられる音楽も

違ってくるのですから


探求の尽きるなんていうことが
起こりうるはずもないのでした...

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「日本のハイジ」と題して

ハイジの展覧会が催されていることを知り

滞在中に 急遽足を運ぶことができました。


もちろん、日本での展覧会に引き続き、
ということでもありましたが、


ここを訪れる、必然の理由が
他にもありました。


そのお話はいつの日かまた。

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会場の建物は、古い建物と、近代的な建物が混合された
素敵なデザイン。
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ハイジのアニメーションを
改めて 見ています。

原作は、
チューリッヒの地で永眠なさった女性作家さんで
スイス人の誰もが知るお話。

この「アルプスの少女 ハイジ」のアニメも
皆んな 子供時代に見ていたようです。


故 高畑勲監督が、演出をなさっています。

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私が手に持っているのは、ポスターデザインと同じ絵柄です。
(展覧会場内に、子供の遊べるコーナーがしつらえてあって、
そこで無料で用意されていた、A2ほどの大きな用紙が畳まれたものです。
塗り絵やゲームができるように印刷されていました。素敵!!)


日本の高畑勲 監督の展覧会にお伺いした日と同じワンピースを、
今回、シワにならないし軽いから...と
偶然トランクに入れていましたので、着用。

記念に自撮りを...

きらきらとした爽やかな秋晴れの日、
何か、とても気分も穏やかに、
光の具合もよく、

ビューティーアプリ不使用ですけれども
なんだか良い感じ...  !?!   


写真のアプリも出はじめの頃は
面白がって使っていましたが


そこかしこで
ばっちり
バーチャル写真を見るにつけ

居心地の悪い不自然さを感じてしまい

あぁやっぱり自然なままのほうがいいなあ
と感じたりして...


そう思うのはきっと私だけではないはず...









とても大事な ある用事のために

ローザンヌ近郊の街
Grandsnへ行ってきました。


とてもとても
有意義な時間を過ごすことができて
幸せでした。


ところで...
松ヤニ ひとつで 音色は大きく変わりますが
今回は幻の松ヤニを体験できました

でも入手はできないのですから

どうにも
それは残念ですが

それでも

その体験を通じて

ああこういうふうな
弾き方もできるのか..

ああこうなるのだな...

ああこうしてみようか...

などなど

それまで知らなかった感覚に出会うことができました。


こんなに嬉しいことはありません。

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本番は無事終わりました
心より感謝申し上げます!

ラザール作品を演奏し、
演奏前のレクチャーではJ.S.Bach の
無伴奏パルティータ第2番 Ciacconaもほんの少し演奏

これ以上ないという晴天にも恵まれ、
素晴らしいお客様に、

そして企画の方々のお心づくしにも
たいへん心温まる経験となりました。

今日は、CKOのリハーサルホールで音出しさせていただきます。

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