次回「ヴァイオリンの旅」
ようやくご案内いたします

ぜひご来場いただけましたら幸いです

第1回、第2回に引き続いて
17~18世紀に主にイタリア,フランスで活躍した名ヴァイオリニスト達の書き遺した
「通奏低音無しの二重奏作品」を師弟の系譜を辿りながらお聴きいただきます

ヴィヴァルディ、その弟子のテッサリーニとソーミス、
更にその弟子のルクレールへと続き、
彼がフランス国王ルイ15世に仕え活躍した当時1737年のことテレマンがパリを訪れますが、
その8ヶ月にわたるパリ滞在中に書き下ろしたとされる作品も取り上げます

氏の有名な「パリ四重奏」を演奏したのは
ルクレールの同僚ヴァイオリニスト(前回の公演でとりあげた)ギニョンだったとの史実があり
今回演奏するこのテレマンの作品もギニョンが演奏し
もしやルクレールも(当時二人は仲違いしていたとはいえ…)一緒に演奏したのでは!?!…
と想像を逞しくするばかりです

ヴィヴァルディのRV70においては
トリオ・ソナタの譜面が遺るものの彼自身が通奏低音無しでの演奏も意図しており
更には当時旅行中のオーストリアで父親との二重奏に興じた可能性さえあるとされています

このヴィヴァルディ以外
今回演奏する作品は全て純粋に旋律楽器二重奏の為に作曲されており
「ヴァイオリン」「フラウト・トラヴェルソ」「パルドゥシュ・ドゥ・ヴィオール」
何れかの二重奏で演奏するよう巻頭に明記されたものもあります

当時幾たびとなく瞠目の名技を披露したに違いない彼ら名演奏家の作品を集め
膨大な候補曲から選び出し
なんとも魅力的なプログラムとなりました!

3年目を迎える私たち二人の「ヴァイオリンの旅」
ご来場を心よりお待ち致しております


20230408_flyer_front_Final_small


20230408_flyer_back_Final_small